昨晩、一人で遅い夕食をとっていると、
コタツに入っていた高1の次男が家族に
「大事にしている言葉」はあるか?と質問しました。
次男は高校のサッカー部で自己啓発本なんぞを
薦められて読んでいて、結構、関心があるらしく、
自分でもいくつか披露してくれました。
私も日野原重明先生の
「人は不幸には敏感、幸福には鈍感」を紹介しました。
すると最後に専門学校1年の長女が
「喫粥了!!」(きしゅくりょう)と言ったのです。
みんな「おおーっ」と感嘆しました。
というのは、我が家のトイレに貼り出している言葉だからです(笑)。
恥ずかしながら、
元々はグラード名古屋駅前の職員用トイレの使用マナーが悪く、
生活相談員の東川さんが
スタッフの注意を促すために貼り出したものでした。
私はとても内容が良いので、
子供達に読ませたいとコピーさせてもらい、
自宅のトイレに貼ったのです。
せっかくなのでブログにも載せますね。
『喫粥了』 きしゅくりょう
昔々、「今日の修行は何か?」とせかす弟子に対し、
ある高僧が「朝食を済ませたか」と訪ねたそうです。
食事という行為には食べる事はもちろん、
その後片づけも含まれています。
高僧が説いたのは禅の基本中の基本、
生活すべてが修行の場であるという事です。
「喫粥了」という言葉は、朝食を済ませたかという至って単純な意味ですが、
たった3文字の漢字に禅の世界観を凝縮しているのです。
当たり前になっていることほど大切にしなくてはいけません。
当たり前の事ほどきちんと出来ていない事が多いんです。
改めて、生活の中の一つひとつの行為に、
”きちんと出来たか“ ほんの一瞬後ろを振り返ってみる癖をつける。
たとえば、『便器の蓋をして』と書いてあっても、
蓋があけっぱなし、『捨てるな』と言ってもナプキンをゴミ箱に捨てる、
最後のトイレットペーパーを使っても、そのまま出てってしまう
そんな自分を“恥ずかしい”と感じることのできる“大人”になりたいものです。
19歳になる娘にとってこのエピソードを覚えていて
実践しようとしていることはとても大事だと思います。
東川さん、ありがとうございました。感謝です。
さて、読書ネタ2件です。
まずは「スラムダンク勝利学」辻秀一著(集英社)

いやいや、自らもバスケットで鳴らした
スポーツ医学のドクターが執筆した本。
すっごくマネジメントに役立ちましたね。
思わずシステム手帳に書き抜きました。
「『怒り』の感情をコントロールせよ!」
「休養がプラス思考を生む!」
「感謝の気持ち、与えれば帰ってくる!」などなど、
介護ビジネスに関わるマネジメントにも共通することが多々ありましたね。
お薦めです。
二冊目は「おばあちゃんが、ぼけた。」村瀬孝生著(理論社・よりみちパン!セ)
前回、紹介した「死ぬのは、こわい?」と同じ「よりみちパン!セ」シリーズ

この本は先日読んだ、三好春樹氏の「介護職よ、給料分の仕事をしよう」
において紹介されていた本でした。
有名な「第二宅老所よりあい」の所長さんが書いた本。
その中の4コマ漫画がまた笑わせてくれます。
巻末の著者紹介によると1964年のお生まれ。
私より5つお若い。
最終章の最後の文章「ふつうに生まれて、ふつうに死ぬこと」は熱いですね。
介護の現場にいる人はモチベーションが再度高まるかも。
吉村仁志