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22年勤めた名古屋の介護付ホームの施設長を2022年3月に「卒業」。組織・現場から離れ、セミリタイヤしました。自由な立場で日々の出来事をつづります。


by 元シロヒゲ施設長
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12月8日「虐待防止研修」

昨日は高齢者住まい事業者団体連合会主催の
「高齢者住まい虐待防止研修」に参加しました。
この連合会は
「全国有料老人ホーム協会」
「全国特定施設事業者協議会」
「サービス付き高齢者向け住宅協会」
「高齢者住宅推進機構」の4団体で構成されています。

講義1「虐待防止のための組織的取り組み」
講義2「認知症ケアの組織的取り組み」の二つのテーマで

札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡
全国8か所で行われます。

名古屋会場は200名以上の参加。
名古屋駅前の貸会議室が満員。
関心の高さがうかがえました。

名古屋会場の講師は
講義1が認知症介護研究・研修仙台センター
研究・研修部長の阿部哲也先生。

講義2が日本福祉大学福祉経営学部
学部長・教授の綿祐二先生でした。

阿部先生の講義は
「虐待=OUT 虐待ではない=SAFE?」ではなく。
「不適切なケア=改善が必要な状況というグレーゾーン」が存在すること。
「『不適切ケア』の段階で発見し、『虐待の芽』を摘む取り組みが求められること」が指摘されました。

綿先生の講義は
以前特定協のケアマネジメント研修会で受講しましたが、
いつも通りの実践に裏打ちされた熱い講義でした。

この4団体が施設の枠組みを超えて、共同、連帯して研修を実施すること自体が画期的で素晴らしいことではないかと感じました。

12月8日「虐待防止研修」_f0035001_13412430.jpg


吉村仁志
by grado_nagoya | 2015-12-08 13:41