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22年勤めた名古屋の介護付ホームの施設長を2022年3月に「卒業」。組織・現場から離れ、セミリタイヤしました。自由な立場で日々の出来事をつづります。


by 元シロヒゲ施設長
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11月30日 「名古屋市中区『地域ケア会議研修会』に参加して

昨日は名古屋市中区地域包括ケア推進会議(事務局 区役所・保健所・いきいき支援センター)主催の「地域ケア会議研修会」に参加させていただきました。

「地域ケア会議」は「高齢者が住み慣れた地域で、人生の最後まで自分らしく暮らすことのできる仕組み(地域包括ケアシステム)」を実現するための一つの手法として位置づけられ来年度法制化される予定のものです。

ただ、正直、現時点では個人的に「どうなるのかな~」「ほんとにできるのかな~」という感想を持っていたので参加しました。

まず「地域ケア会議とは」というテーマで1時間弱、日本福祉大学中央福祉専門学校校長の長岩先生の講義。

そして長岩先生が脚本を書かれた「模擬地域ケア会議」の上演。

そして「グループワーク」でした。

参加者は中区内の医療・福祉・介護関係者プラス民生委員の皆さん約80名ほどでした。

長岩先生によると「研修会」ではなく「顔の見える関係づくりのみを目的としたネットワーク会議や懇親会」でもなく、

「区内で暮らす高齢者(特に認知症、一人暮らし、老老介護、認認介護、老障介護等)を地域(住民、専門家を含む)で見守りながら、安心して生活できるように知恵を出し合う会議」というものとのことです。

これからは「自助、互助、共助、公助」の社会保障システムになっていくようなので、すべてを介護保険に期待するのではなくご本人、地域の持つ「自助、互助」をシステム化していくことが重要なのだと感じました。

そのためにも「地域に根ざした老人ホーム作り」が求められていると改めて感じました。

すごく重要な「研修会」だったと思います。

自分たちサービス事業者も「専門家」として、どのように積極的に関われるのか考えていきたいと思います。

吉村仁志

11月30日 「名古屋市中区『地域ケア会議研修会』に参加して_f0035001_10325769.jpg

by grado_nagoya | 2014-11-30 10:30