平成18年4月、名古屋駅前に開設した介護付有料老人ホーム「グラード名古屋駅前」の施設長が日々の出来事をつづります。


by grado_nagoya
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11月29日「LMD研究会に参加して」

昨日午後、イーブル名古屋(名古屋市女性会館)で開催された
LMD研究会に参加させていただきました。
ちょうど1年半前にも参加させていただき
中村仁一先生の講演を聴かせていただきました。
その時のブログにLMD研究会の説明を
朝日新聞からの引用で載せたのでもう一度コピペしますね。

LMDとは「Let Me Decide」の頭文字をとったもので、
朝日新聞の解説によれば

「病気や事故などで意思表示ができない場合を考え,
希望の治療や処置内容をあらかじめ文書で
指定しておく「レット・ミー・ディサイド」
(自分で決める自分の医療=LMD)が,広がりつつある。…

カナダの老人医療の専門家,ウィリアム・モーロイ博士が
十年ほど前から提唱。カナダでは医師会が取り組み,
二万人以上の医師に指定書のコピーを配付しているという。
日本では一九九三年に医療関係者らが集まり
レット・ミー・ディサイド研究会を発足させ,
モーロイ博士の作った事前指定書を翻訳,
各地で講演会を開くなどの活動をしている。
医師会や病院が市民向けの講演会を開く動きも出てきた。

LMDは本人の意思を尊重する点については,
終末期の「リビングウィル」や「尊厳死宣言」と同じだが,
事前指定のプロセスに医師が必ずかかわって
治療内容を細かく定めるのが特色だ。」
(『朝日新聞』19970529)


今回はこの運動を日本に持ち込まれた
社会医療研究所の岡田玲一郎先生の講演でした。
82歳になられたとおっしゃっていましたがお元気・・・。
午後2時前から4時半前まで、
途中10分間ほどの休憩挟んで立って2時間半講演。
78枚のスライドを説明されていました。
まずそのことが驚異的・・・。

自分自身「孤立死」に関心があるのだけど、
先生がご紹介された「八王子方式」は調べてみたいと思いました。
八王子市では地域の医師会、救急隊が連携し、
「事前指示書」を「赤いふたの瓶」に入れて
ご自宅の冷蔵庫の三段目?飲料棚?
に入れておくことになっているらしい。

「いのちの小瓶」(Vial of Life)
ミネソタ州方式が八王子方式にとおっしゃっていました。

名古屋市ももっとこのような取り組みを進めるべきだと・・・。
名古屋は保守的なのか動きが遅いと叱られてしまいました。

今後、地域包括ケアシステムの構築が期待される中、
その地域ごとの特性を生かした「つながり」「絆」が
大切になっていくのでしょうね。
もちろん、地域包括支援センターがコーディネイター役なんでしょうが、
人任せにするのではなく私たちサービス事業者も積極的に
関わっていかなくてはと思いました。

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今朝の名古屋駅前桜通りです。
銀杏並木もだいぶ黄色くなってきました。
全部散ると本格的な冬の到来ですね。

吉村仁志
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by grado_nagoya | 2015-11-29 11:36