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平成18年4月、名古屋駅前に開設した介護付有料老人ホーム「グラード名古屋駅前」の施設長が日々の出来事をつづります。


by grado_nagoya
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先週の日曜日、LMD研究会東海支部の「学習会」があり
参加させていただきました。
LMDとは「Let Me Decide」の頭文字をとったもので、
朝日新聞の解説によれば

「病気や事故などで意思表示ができない場合を考え,
希望の治療や処置内容をあらかじめ文書で
指定しておく「レット・ミー・ディサイド」
(自分で決める自分の医療=LMD)が,広がりつつある。…

カナダの老人医療の専門家,ウィリアム・モーロイ博士が
十年ほど前から提唱。カナダでは医師会が取り組み,
二万人以上の医師に指定書のコピーを配付しているという。
日本では一九九三年に医療関係者らが集まり
レット・ミー・ディサイド研究会を発足させ,
モーロイ博士の作った事前指定書を翻訳,
各地で講演会を開くなどの活動をしている。
医師会や病院が市民向けの講演会を開く動きも出てきた。

LMDは本人の意思を尊重する点については,
終末期の「リビングウィル」や「尊厳死宣言」と同じだが,
事前指定のプロセスに医師が必ずかかわって
治療内容を細かく定めるのが特色だ。」
(『朝日新聞』19970529)

私は数年前から会員となり学習会に参加させていただいています。

今回は「大往生したければ医療とかかわるな」の著者
社会福祉法人「同和園」付属診療所
所長の中村仁一先生の講演でした。
テーマは「自然死のすすめ~今を輝いて生きるために~」でした。

先生が強調されていたのは、
人間にも「繁殖期」と「後繁殖期」があって、
繁殖期の終わりが「折り返し点」で「行き」と「還り」がある。

繁殖を終えて生き物として
賞味期限の切れた「還り」の生き方の基本は・・・。

「老い」には寄り添い、「病」には連れ添う、
「健康」には振り回されず、「医療」は限定利用を心がけ、
「死」には妙に抗わない。
諸々のおかげを蒙って生かされていることに気づき、感謝する。

とのことでした。

「医療」と「介護」が“穏やかな死”の邪魔をする

なかなかショッキングなお話しでしたが、

「食べないから死ぬんじゃないよ「死に時」が来たから食べないんだよ。
したがって腹は減らないし、のども渇かない」そうです。

「死に方」は「生き方」、人は生きてきたように死ぬ。
「今」をしっかり生きることが大切。

とても参考になりました。

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今朝の通勤時、道端に「蓮」の花がキレイに咲いていました。

以前から蕾が膨らんでいたので注目していましたが、

今日は自転車を停めて撮らせていただきました。

ちょっとウキウキした気持ちで通勤できました。感謝。

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吉村仁志
# by grado_nagoya | 2014-07-03 17:26 | Comments(0)
去る6月27日 特定協主催「特定施設看護師キャリア研修会」が
福岡市で開催されました。

10時から16:30までの長丁場。

講演①は日本看護協会常任理事の斎藤訓子先生による
「特定施設に求められる看護ケアの視点」

講演②は特定協理事の吉松泰子先生による
「暮らしの看護」

講演③は不肖、私の
「介護施設で働く看護師の力と多職種連携のコツ」

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そしてグループディスカッションでした。

看護師資格を持たない私の話を特定施設で働く、
ベテラン看護師さんたちが聞いてくださるか大いに不安でしたが、
皆さん熱心にきいてくださりありがたかったです。

私は、他職種連携のコツは
「相互理解」「相互尊重」「相互補完」であり、
齋藤先生も介護職を「リスペクト」すること
が大事だとおっしゃっていましたが、
介護スタッフの「良いところ」「専門性」「得意分野」を
しっかり理解するところから始まることをお話しさせていただきました。

その上で4WD(四輪駆動)の考え方が大事で、
右前輪(例えば介護スタッフ)だけがまわっても駄目、
左後輪(例えば看護スタッフ)のタイヤが大きくてもだめ、
ケアマネジャーも医師も管理者も、同じタイヤの大きさで
同じ回転数で回らないとまっすぐ進まない点を
強調させていただきました。

とりわけそのハンドルを誰が握るべきか?
ご利用者ご本人であること。
そしてその4WDの「クラッチボックス」は
「ケアプランなのです!」とお話ししました。

ちょっとビビりますが感想文が気になります(笑)。

終了後、福岡の美味しいお魚を堪能させていただきました。
特にカワハギのお刺身は胆を混ぜていただくそうで
それはそれは美味でした。
吉松理事ありがとうございました。
ごちそうさまでした。

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やっぱり福岡に来てラーメンを食べずには帰れないだろうと、
空港で〆の博多ラーメン・・・。カロリーが気になります(笑)。

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吉村仁志
# by grado_nagoya | 2014-06-30 12:41 | Comments(1)
今日、ご挨拶にきてくださった某介護人材紹介の方が、
ブログを読んでくださっているとお話してくださいました。
更新されていないとちょっとがっかりされるとのこと・・・。
ありがたいお話だなと思って、頑張って更新することにしました。
以前は2日に一回とか3日に一回とか頑張っていましたが、
諸般の事情もあってしばらく更新できなかったあとは
正直、結構筆が重かったです。
プライベートなフェイスブックに流れたりしていました。

でも、やっぱり頑張って更新します。
情報を発信します。

さて、この間、グラード3施設では
名古屋医療センター付属看護師専門学校の
2年生の皆さんの実習を受け入れています。

私が非常勤講師として
「社会福祉」を担当させていただいた御縁もあり、
6~7人ずつ二日間、実習してもらっています。
毎回二日目の午後には皆さん工夫を凝らしたレクを発表。
お年寄りの皆さんと楽しんでいただいています。

先日は普段めったに表情を変えない男性のお年寄りが
涙を流して喜んでみえるとの報告を受けびっくりしました。

若い皆さんのパワーでしょうか。

医療と介護の連携を理解した看護師さんになってもらいたいと
引き受けた非常勤講師。
当初はなかなか厳しかったですが、
最後の感想文をみると私の「思い」は少しは伝わったかな・・・。

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さて、今、セントレア(中部国際空港)に来ています。
これから福岡に出張。
特定協の看護師キャリア研修で
「特定施設の看護師の力と他職種連携のコツ」という
テーマでお話させていただきます。

初めてのコンテンツで緊張しています。
うまく伝わると良いのだけど・・・。
キーワードは「4WD」と「相互理解」「相互尊重」「相互補完」です(笑)


吉村仁志



# by grado_nagoya | 2014-06-26 19:57 | Comments(0)
去る6月19日に東京は信濃町の「明治記念館」にて
一般社団法人全国特定施設事業者協議会の総会・定例研究会が
開催され、事務局員(スタッフ)として出席しました。

全国から自分たちの施設はもちろん、
特定施設全体を良くしていこうと考える皆さんが集まられました。

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定例研究会では
「地域包括ケアと2015報酬改定における特定施設の方向性」
というテーマで、立教大学の服部万里子先生にお話しいただきました。
(写真は講演終了後のパネルディスカッション)ボケてすいません。

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服部先生は以前「名介研」でもご講演いただいたことがあり、
現場の情報に基づいた「福祉的視点」だけでなく、
ご利用者の皆さんの立場に立った「サービス的視点」を感じていました。

今回も特定施設のこれからに示唆多いお話をいただいたと思います。

特に「地域包括ケアシステム」に特定施設がどう関わっていくのか?
問題提起をいただきました。

これを自分たちで考え実践していくことが大事ではないでしょうか?
決して行政等から与えられることは無いと思います。
自分たちで・・・、例えば地域での「介護教室」を開くとか、
「介護者サロン」を行うとか、「夏祭り」を地域に開放するとか・・・。
ご入居者だけでなく、地域の皆様から気軽に相談を持ちかけられるような
「関係」が求められている気がします。



「美味しそうシリーズ第二弾」

昨晩、「鯖の味噌煮」「長ネギツナ入り出汁巻き卵」
「キュウリのピリ辛漬け」を作りました。
完全に「居酒屋料理」ですが・・・(^^ゞ

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もちろん、ビールがすすみました(笑)


吉村仁志
# by grado_nagoya | 2014-06-25 13:43 | Comments(0)
去る、6月15日、日曜日、「ウインクあいち」にて
中日新聞主催「福祉・看護・介護の大就職展」が開催され
我が「グラード」もブース出展しました。

いつもは私がブースに陣取って、
施設運営理念やスタッフへの想いを「熱く」語ってきましたが、
先日行われた特定協の定例研修会で
㈱リクルートキャリア HELPMAN! JAPAN グル―プの
門野友彦さんの講演をお聴きし、
今回は若手スタッフにお任せすることにしました。
会場に顔を出しましたが一切ブースには座りませんでした。

門野氏のご指摘のとおり、私が座るより3倍近い着席があり
嬉しいような淋しいような・・・(苦笑)

髭を生やしたちょっと怖そうなおじさんがプレゼンするより、
若くて話しやすそうなスタッフが担当する方が
効果的だと身を持って感じました。

若手スタッフ達も「手作り紙芝居型プレゼン資料」を
作って頑張ってくれました。
当初設定した着席目標を倍もクリアしたので約束通り
ビール飲み放題をおごります(笑)

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吉村仁志
# by grado_nagoya | 2014-06-16 16:25 | Comments(0)
しばらくブログをサボってしまって申し訳ありません。

先日、特定協のお仕事で母校でもある
日本福祉大学半田キャンパスにお邪魔しました。
特定施設として新卒スタッフの採用に取り組む上で
福祉系大学内での「学生向け説明会」を
させていただきたい旨の情報収集。
今回は特に半田キャンパスの健康科学部
リハビリテーション学科介護学専攻の施設見学でした。
それは、それは、素晴らしい設備・環境でした。

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私は30余年ほど前、当時、名古屋市昭和区杁中にあった
日本福祉大学社会福祉学部を卒業しましたが、
なかなか厳しい設備、環境でした(苦笑)。
多くの素晴らしい先生方や友人に恵まれたのでよかったのですが・・・。

当時、「福祉」を学ぶ人は「奇特な人」のように言われましたが、
時代とともに変わりましたね。

介護の世界は今後ますます「採用難」になることが予測されます。
介護サービスを目指す「貴重な皆さん」に早くお会いしたいものです。

吉村仁志
# by grado_nagoya | 2014-06-06 13:26 | Comments(0)
昨日は「グラード名古屋駅前」で㈱ディ・チャームさんの
「出張訪問販売サービス」が開催されました。
これは衣料品やリハビリシューズなどを
普通のお店の売り場のように飾り付けてくださり、
その場でレジで精算するものです。
この間、「浄心」「栄東」と実施してきて好評だったので
「名古屋駅前」でも企画実施しました。

GW真っ最中でご家族の方も来てくださり、
一緒に服を触って選んだりして楽しそうでした。

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いくつになってもご自分で見て触って選ぶ
「お買物」は楽しいのでしょうね。

でも、本当は実際の百貨店、高島屋や松坂屋にお連れしたいです。
多くのご入居者様が昔から通われていた場所でしょうから・・・。

フロアスタッフの皆さん、
ご家族やボランティアさんの手もお借りするなどして
「百貨店外出買い物アクティビティ」について企画したいですね。



昨晩、家族のリクエストで久しぶりに得意料理の
「豚肉の野菜巻き」をつくりました。
茹でたジャガイモ、人参とピーマンを豚肉で巻いて
フライパンで焼き色をつけてそれに醤油、酒、砂糖、
生姜、ニンニク少々のたれをからませて焼くもの。

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母の得意料理で教えてもらい学生時代から作っていました。
これがビールととても合います。
家族にも好評でした(笑)。


吉村仁志
# by grado_nagoya | 2014-05-05 11:05 | Comments(1)
去る4月20日日曜日グラード3施設の
「運営懇談会」が開催されました。

午前中、「栄東」午後から「名古屋駅前」「浄心」と
毎年、運営会社役員トップと私とが会場を渡り歩きます。

早いもので「名古屋駅前」8回目、
「浄心」が6回目、「栄東」が3回目になります。

一年に一回、ご利用者様、ご家族様から
まとまって、ご意見を頂戴する機会。
正直、毎年開会するまでドキドキします。

おかげさまで今年も3施設、平穏に終了させていただきました。
もちろん、まだまだ施設として出来ていないことも多く、
すべてのご利用者から100%満足いただいているとはまったく思っていません。
お年寄りの「生活の質」の維持・向上はそんな簡単なものでもないことも自覚しています。
「声なき声」にもしっかり耳を傾け、より良いケアサービスを提供していきたい。
すべての会議終了後、改めて胸に刻みました。

吉村仁志
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# by grado_nagoya | 2014-04-25 10:56 | Comments(0)
M様がお亡くなりになりました。
開設以来丸8年グラード名古屋駅前で生活していただき、
ALS(筋委縮性側策硬化症)という難病と闘いつつ、
62年の生涯を閉じられました。

首から下が動かず、
会話はアクリル透明文字盤で「瞬き」で「会話」。

お身体の位置はまさに数センチの微妙さでしたし、
痰の絡み具合も吸引、タッピングでもなかなか解消できず・・・、

まさにALSの「神経敏感性」をスタッフ達は
しっかり学ばせていただきました。

残存能力の「記憶力」は抜群でトランプゲームの
「神経衰弱」の強さと言ったら圧倒的でした。

私がM様から特に学んだのは、
「どんなに障害があっても『したい』を実現する!」
ということです。

M様との「思い出」はたくさんあります。

小栗旬の大ファンだったため、「生小栗旬」と会いに
ミッドランドスクエアシネマでの「舞台挨拶」に出かけ、

ご友人の援助をいただき「イケメン落語家」をお呼びしたり

話題の映画も映画館へ
ご家族と一緒にハイエースでお送りしました。

産業技術記念館であった
「クラシックライブ」も何回もお連れしました。

「ああ、楽しかった!」「ああ、良かった!」と
ニコニコされることがその方のQOLを
向上させることなのだと具体的に体験的に
学ばせていただきました。

もうひとつ学ばせていただいたのは、
「自分らしく生きることは、自分らしく最期を迎える」
ということなのだということです。

M様は終末期、呼吸器系が衰えても「気管切開」や
「人工呼吸器の装着」を希望されませんでした。

ご家族様は装着を希望しておられましたが、
最終的にはご本人の意思を尊重されました。

旅立たれるとき、下顎呼吸で苦しそうではありましたが、
最期までご自分の意思を通されたのは本当に見事な最期でした。

告別式の喪主の挨拶でご主人様が
「グラードのスタッフには8年間生活を
支えてくれて本当に感謝している。
スタッフの皆さんにお礼を言うと異口同音に
こちらこそ『学ばせてもらいました』
『勉強させてもらいました』と言ってくれた。
妻も役に立てたのだと思う」とおっしゃって
いただいたことがありがたかったです。

M様、本当にお疲れさまでした。
そしてありがとうございました。

安らかにお眠りください。

胃婁から注入中のありし日のM様

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吉村仁志
# by grado_nagoya | 2014-04-07 14:17 | Comments(2)
先週木曜日、東京都港区虎ノ門の
日本消防会館(ニッショーホール)にて
全国特定施設事業者協議会主催の
第二回特定施設事例研究発表全国大会が開催され、
運営スタッフとして参加させていただきました。

第一回は弊社役員会と重なって参加できませんでしたが、
今年度は役員会の日程を調整していただき出席しました。

厚生労働省の原老健局長の来賓ご挨拶の後、
どの特定施設も課題として認識していて、
特定協としてもケアマネジメント研修会や
全国10か所で開催した専門研修のテーマでもある
「ケアマネジメント」「認知症ケア」「看取り介護」の3つの分野について
事前審査を通過した17施設の皆さんが発表してくださいました。

昨年度のことはわかりませんが、正直、
今回の皆さんの発表のレベルの高さに驚きました。

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グラードは明日で9年目を迎えます。
僭越ながらそれなりのサービスを
提供してきたという自負がありましたが、
今回の先進的な取り組みをお聞きして、
まだまだできていないことを思い知らされました。
ガツンとやられました。

もう一度初心に戻って、スタッフと一緒に
「ご入居者様の『あるべき人生』を常に想う」という
施設運営理念を体現していかなくてはと強く思いました。

そのような機会を与えてもらい感謝の気持ちで一杯です。

初心に戻った高い質のケアサービスを構築し、
その実践を来年度の「全国大会」で発表できたらと思いました。

スタッフの皆さん、大会エントリー目指して
日々のケアサービス実践をよりよいものにしていきましょう。

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吉村仁志
# by grado_nagoya | 2014-03-31 18:46 | Comments(1)